
今日はTwitterでいただいたご質問にお答えしたいと思います!

子供が本を好きになるには、どうしたらいいですか?
ご質問いただき、ありがとうございます☺
4歳の娘は本が大好き。
読み聞かせも、3歳の時点で1万冊を超えていました。
今では、朝起きるとすぐに本棚へ行き、
空いている時間はほとんど本を読んでいます。
わたしも同じく本が好きで、
娘が産まれてからは少し時間が減ってしまいましたが
生まれる前は、月に30冊以上、年間400冊~
今でも月に20冊以上、年間250冊以上は読んでいます。
娘が本を好きになった環境や、理由を思い出しながらまとめてみたいと思います☺
読書離れは学力低下につながる?
先日こんなニュースを読みました。

本や新聞を読む生徒のほうが、平均点が高かったとのこと。
また、日本の読解力は前々回の調査で世界4位だったものが、
前回は8位、今回は15位と急落したそうです。
読解力が下がれば、問題の意味を理解できず、答えられないということはあると思います。
また、インターネットから、必要な情報を見つけ出すのも、
実は読解力が必要だと最近とくに感じます。
確かに本を読まない子どもより、読む子どものほうが、読解力が高いというのもあるのかもしれません。
でも…
テストや、読解力を上げたいから、本を読む子になってほしいというのは
なんか違うなあと思うのです。
それは後からついてくることであり、そこが目標ではないですよね💦
そこをまず念頭に置いていただけたらと思います。
本を好きになると何が良いのか?
悩みを解決できる

本って、すごくたくさんあるなぁ
書店に行ったとき、こう思ったことはありませんか?
まさに、これが本を好きになると良いことの代表で、
本って本当にたくさんあります。
生きていて、何かつらくなったり、悩んだりしたときに
書店に行けば、図書館にいけば、必ずそれにかかわるような本があります。
わたしたちが生きてきた数年間で悩むような出来事は、
今までの歴史の中で、同じように悩んできた人が必ずいて、
本にしてくれているのです。
あの膨大な量の中にも見当たらないような、
今まで誰も経験したことのないような、すごい悩みならわかりませんが、
この何百年間で必ず誰かが解決してきたものがほとんどだと思うのです。

何かに悩んだとき、本があれば、昔の人の知恵を借りて前に進むことができるよ
これが、わたしが娘に伝えたい事のひとつです☺
語彙が増える
これも、以前英語の多読についての記事でも書きましたが、
単語というものは、入れなければ出てきません。

日常会話での単語数は知れていますが、読書をすれば普段は使わないような言葉を知ることができます。
そして、「読み」に強くなります。
普段使わないような言葉を入れる必要はなさそうに感じますが、
この先、違う分野・違う世代の人と交流を持ったり、
相手にわかりやすく自分の意見を伝えるためには
必要不可欠だと思います。
語彙は多ければ多い方がいい。
会話をしていて、楽しいのは、やはり語彙の多い方です。

この人は漢字で話しているなぁ…。きっとよく本を読む人なんだろうな
と、感じることがあります。
でも、それは難しい単語を良く知っているからではなく(むしろそういう人は嫌がられますよね💦)
誰にでもわかりやすく説明する、というのは、簡単なようで難しいことです。
ひとつの単語について、色んな角度から説明できるような語彙力があると心強くなりますね。
そして何より本って面白い!
これもわたしが声を大にして伝えたいことです。
勉強になるとか、読解力が…ということよりも、
物語を読むのは、本当に楽しいのです。
テレビや、漫画では、あらかじめ映像がついていますが、
小説では、自由に頭の中で創造をすることができます。
活字から、絵をおこして、頭の中で創造して動かす…これが、読解力につながるのかもしれません。

行ったことのない場所を知ることもできるし、生きていなかった時代を知ることもできます。
なんだかんだで、わたしがいちばん娘に知ってほしいのは、コレだと思います。
世の中には、すっごく面白い本があるから、一緒に楽しみたい!
さらに英語ができたら、読める本は何倍にも広がる!
だから、まずは、絵本から一緒にたくさん読んだりして、
物語への入り口をあけてあげたいなと思うのです。
本が好きになる方法
本を読みなさいとは言わない
ぜったいに言ってはいけない言葉1位です。
強制された娯楽なんて楽しくありません。
そう、読書はテレビや漫画と同じように娯楽です。
自分のことで恐縮ですが、わたしは、勉強に疲れたときなどは、休憩するために読書をしていました。
それが自分にとって、一番の休息だったからです。
もし「読みなさい」と言われて育ったら、絶対に本が嫌いになっていたでしょう。
だから、もしそう言ってしまいがちな方がいたら、なるべく言わないように気を付けてみましょう☺
テレビ・YouTubeつけっぱなしにしていませんか?
テレビはラクです。
見ていたら、勝手に情報が入ってきます。
でも、ほとんどが頭に残りません。
面白いテレビもあると思うので、一概には言えませんが、
できれば、見たいものだけ見る、という風に変えていきましょう。
ずーっとついていたら、うるさくて本なんて読めませんし、
テレビのほうがラクですから、必ずそちらに流れます。
我が家はたまたまですが、だれもテレビを見ません。

テレビがついているのは、1週間に1~2時間くらいかな?
そうしようと思ったわけではなく、わたしたち夫婦がもともと見ないので、
自然と娘も見ないようになりました。

テレビなかったら何してるの?
とよく聞かれるのですが、
テレビがついていなければ、自然と本を読みますし、
積み木や、キュボロ・アーチレインボーで遊んだり、
ジグソーパズルをしたりしています。

ご飯の用意のときは、ついテレビつけちゃう
もちろん、いいと思います。
用意する時間だけ…とか、時間をくぎっていくのがいいですね。
ひとまず、つけっぱなしにするのはやめてみましょう☺
テレビがない時間になれてくれば、テレビをつけていなくても、
ご飯の用意のあいだに、一人でパズルなどしていてくれるようになりますよ!
週に1回は書店へ行く
もしくは、図書館でもかまいません。
図書館なら、2週間に1回でしょうか。
書店も行くだけで、買う必要はないのです。
本がたくさんある場所に連れていき、
本を買う人の姿を見せてみたり、こうして家族で書店に行くことがごく当たり前であること、
図書館で本を借りるのが当たり前であることを習慣づけていきます。
我が家の場合はわたしが書店好きのため

週2回は書店に行っています
そんなに通っても変わらないんじゃない?とよく言われるのですが
書店によっても置いてある本がちがったり
前回は気が付かなかった本があったりと、新しい発見があるんですよ☺
親も本を読む
思い返せば、わたしの父と母も本が好きです。
父の書斎には、山のように本が積まれていました。
やっぱり、子どもに本の楽しみを教えたいのなら、
親が読む姿を見せてあげるのが一番です。
子供は親の真似をしたいですよね☺
親が本を読み、楽しそうにしていたら、それでもう子供も自然と読むようになってくると思います。
「本を読みなさい」と言いながら、自分はソファでテレビ…だったら、子どもも同じようになるのが普通じゃないかな?💦
寝る前の読み聞かせは、パパにお願いしてみる

寝る前の読み聞かせについて、ハーバード大学の研究では、
父親による読み聞かせは、母親によるものより、効果が高いという記事が出ています。
研究者たちの見解は、母親が読むのと違い、父親の読み聞かせは、子どもの考える力や興味を引き出す傾向にある、というもの。これが、「言語発達にも大いに役立つ」そうです。
この効果は、女の子の方が顕著で、1年間を通して行われた調査研究において、彼らは母親よりも、男親に絵本を読んでもらうことで、言語表現が豊かになることが明らかになりました
「父親は、本の中での出来事と、子どもの実際の経験をつなぎ合わせようとします。例えば、本の中にはしごが出てきた時、はしごを使って屋根に登ったり、どう使うかといった経験を交えて子どもに説明するのです。これは、母親には見られませんでした。彼女たちは、本の内容や詳細に焦点をあて、本に登場するものの名前を聞いたり、数を数えたり、色を識別させたりする傾向にあります」
興味深い記事ですよね!
寝る前の1冊でもいいので、パパの担当にしてみるというのも面白いと思います☺
我が家では、毎日寝る前はパパの担当になっていて、
面白おかしく、2人で笑いあっています☺
面白い本がわからない・どれを買えばいいのかわからない
これもよく聞きますが、わからないのが当たり前なのだと思います。

自分が好きな本でも、子どもが好きかどうかはわかりません。
ずっと何回も読み返したいような本に出合う確率はとても低いです。
何冊も何冊も読んで、やっと出会えるくらいです。
だからこそ、それが見つかったときは嬉しい。
ベストセラーだから、面白いわけでもなく、
たくさん読んでみないと、
どれが面白くて、どれが合わないのかもわかりません。
つまり、本人が読んでみないと、わからないのです。

面白いかわからないのにそんなたくさん買えないよ~

そういうときこそ、図書館だよ!すきな作家さんに出会えたらラッキー!
絵本の場合も同じですね。
まだ小さい幼児さんの場合は、わりとなんでも受け入れてくれるので、
親の好みに偏らないことが大事です。
図書館や書店に行くなら、本人もつれていって選ばせてあげること。
自宅に買いたいけど、何を買えばいいのか、まんべんなく好みが偏らないようにしたい場合は、
絵本の定期購入がおススメです☺
普通に書店で購入するより、とても安く買えるので、我が家も定期購読をお願いしています。

いかがでしたか?
勉強のために本を読むのは、本当にもったいないです。
過去の偉人との対話、自分の悩みを解決するため、物語を楽しむため…
本を読むことは、とてもコスパの良い娯楽です。
わたしも娘が、何か1冊でも、心に響くものが見つかるといいなと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました*
またご質問等ありましたら、Twitterにぜひよろしくおねがいいたします。